Our thought, our passion.

炉開き Robiraki

さあ11月です。風炉を片付けて、炉を置きました。『炉開き』です。軸は紫野大徳寺大仙院桃林和尚の『紅葉秋風に舞う』。お花は一輪の黄色の菊を鶴首の花入れに挿しました。お菓子は抹茶をたっぷりと練りこんだ『抹茶大福』を作りました。2日前から小豆を焚いて作ったおぜんざいを皆で頂いた後、半年ぶりの炉点前で濃茶と薄茶をいただきました。COVID-19の感染を防止するため、襖は開けはなってはいますが、炉が客畳に近づいた分、何か茶室全体が暖かくなった感じがしました。 In the first week of November, we opened ro (wintertime hearth) for the first time since April. The translation of the calligraphy on the scroll is “red leaves dance in fall breeze”. I placed yellow chrysanthemum in a long-necked vase and made sweet matcha Daifuku, which my students served.For the ro briraki occasion, I spent […]

事務所開き Celebrating the Opening of a Tech Startup 

10月の終わりに、社中の一人が、親戚の事務所開きに呼ばれ茶道でお祝いをしました。1週間後、その時の参加者の一人から以下のような体験談と感想を、送っていただきました。お点前を細部にわたって観察し、茶道に対して深い興味と理解を示してくださったことを心から嬉しく思うとともに、今後も精進して行きたいという気持ちを新たにしました。以下に、その文を引用いたします。Below is an essay written by a recent guest to a tea ceremony performed by one of our students. The special ceremony was in celebration of a startup company with Japanese ties. Can serving tea become philosophy? So might be the ancient Japanese art of the tea ceremony, known as sadō /chadō, or “Way of […]

風炉初炭点前 Furo Shozumidemae

10月のお稽古は後2週間を余すところとなりましたので、風炉初炭点前をした後、中置濃茶、薄茶点前のお稽古をして濃茶、薄茶をいただきました。掛物はキノコの画、花は庭のススキとホトトギス。お菓子は韓国製の芋饅頭。 As November approached, we practiced Shozumi demae (charcoal setting procedure), and then enjoyed thin tea and thick tea in the Nakaoki procedure. In the alcove, I hung the painting of shiitake mushrooms and placed pampas grass and a toad lily in the vase. The sweets we served were Korean potato cakes.  炭点前では、炭の名称、組み方、羽箒で風炉を掃く所作(初掃き、中掃き,後掃き)、火箸、釻の扱い方、土器の手前の灰を灰匙で掬いとる所作(月型を切る)などを主に習います。初炭点前で作った月型の中に後炭点前ではふじ灰を入れて白い月がのぼったようにするのも風流です。きちんと計算しつくされた約束事が沢山あるお点前の中で、こんな遊び心を入れているのにホっとさせられます。 Before making […]

茶箱月点前 Chabako Tsukidemae

10月1日は十五夜でしたね。大きなまん丸のお月様がススキの穂を照らしてとてもきれいでした。十五夜に因んで、久しぶりに茶箱の月点前・拝見ありのお稽古しました。掛物は『日日是好日』、花は『秋明菊』です。 The light from the full moon on October 1st, reflecting on the Japanese pampas grass, was beautiful. Celebrating this fall season, we practiced chabako tsukidemae (chabako box, the moon procedure). We hung the calligraphy nichinichi kore kojitu (“Every day is a good day”) and placed  Japanese anemone flowers in the alcove.   月点前は、十一世玄々斎創案の秋の点前です。他の茶箱点前では使用しない、器据え、ウグイス、香合、小さい火箸を使います。お箱の中からすべてのお道具が箱の蓋と器据えの上に出されると、小羽根の雲の下にまあるい香合の月が出て何とも雅な趣になります。 Tsukidemae, […]

流し点 風炉点前 Nagasi Furodemae

しばらく四ヶ伝と茶通箱で、真や行の袱紗の捌き方やそれぞれの茶杓の浄め方等々、覚えることが一杯で気の抜けないお稽古が続きましたので、今日はゆったりとした気分で、流し点 風炉点前でお薄を味わいました。 Since for a while we have been practicing shikaden (a formal thick- tea procedure), today we enjoyed nagashi date(a casual thin-tea procedure) in a more relaxing atmosphere. 炉の流し点は古くから伝わってきていますが、風炉流し点は、明治時代に13代円能斎が再考され今日に至っています。季節を問わず、人数の少ない客の前で和気あいあいと行われるお点前なのだそうです。 Although nagashi-date in ro style has been practiced for a long time,  furo style was introduced relatively recently by Ennosai (the 13th-urasenke head) over a century […]

お客様をお迎えして Guest to the Tearoom

長月の晦日に、お茶の生徒さんの長年の友人と彼女の師である陶芸家のトムさんをお迎えしました。沢山の作品を創作する中で、お抹茶茶碗を始めお茶の陶製品に興味を持たれ我家の『純心庵』を訪れてくださいました。お茶の点前を見るのは初めてというお二人に、掛物はお茶の4つの精神をうたった『和敬清寂』を選びました。お花は、この数日の冷え込みでススキの穂が美しく伸びてきましたので黄色い小菊と活けました。好みのお茶碗を選んで頂き、それを主茶碗、次茶碗にして更好棚を用いて薄茶を味わって頂きました。私のガラクタばかりのお茶碗にも大変興味を示されて、お茶室におろして来てある秋に相応しいお茶碗を始め、棚にしまってある数々のお茶碗をじっくりと鑑賞されていました。 On the last day of September, we hosted our friend and her pottery class teacher and professional potter, Tom, at our tearoom. Even though Tom has been making tea bowls for a while, it was his first time to attend a tea ceremony. On the alcove I hung the calligraphy“ wa kei sei jaku” […]

秋のお菓子 

10月になって急に涼しくなってきました。ここセントルイスでは、秋と言えばパンプキンですが、日本の秋を懐かしんで柿の実、そして今綺麗な盛りの菊の花を練り切りで作ってみました。 For the fall season, we made Wagashi, nerikiri, in the shape of chrysanthemum and persimmon. In the United States, the color orange is for pumpkins. But, in Japan, the color orange reminds us of maple leaves and persimmons.

茶通箱 風炉 Satsubako Furo

今回は茶通箱・風炉点前のお稽古です。掛物は蓮の絵、お花は庭から摘んできた木槿です。お菓子は手作りで『長月』と名前を付けました。生八つ橋であんこをくるんだものです。 This week’s lesson was satubako furo.The flower in the alcove is the common hibiscus from my garden, and the drawing on the scroll has a lotus pod and some leaves.I made nama-yatsuhashi, one of the best known regional confections in Kyoto, with rice flour, sweet bean, and cinnamon and named it nagatsuki, meaning “September” […]

夏の終わりに The End of Summer

今週は四ヶ伝 和布点 風炉点前のお稽古の後に、もうすぐ、9月になりますので慌てて盛夏のお点前「葉蓋点前」「洗い茶巾」でお薄をいただきました。 In late August we practiced wakin-date, one of the four shikaden procedures.  掛物は涼しさを誘う金魚の画。花は玄関先の『ヤブラン』が花をつけましたので活けてみました。 In the alcove I hung a painting of goldfish and for the ikebana display, arranged lily turf leaves and flowers from my garden. 和布点は『11代玄々斎が拝領した光格天皇の御衣の裂地の伊予簾純子』または『14代淡々斎が東福門跡より拝領した唐松鈍子』の仕覆、古帛紗をもちいたお点前です。 Wakin-date was created by Gengensai (Urasenke’s 11th Head). In the original ceremony, using a piece of cloth […]

台天目 風炉 Daitenmoku Furo

花は桔梗とつるバラの枝を、新風体でいけてみました。お菓子は源吉兆庵の『清水かげ』、白い求肥が粒あんに包まれていて甘さ控えめの上品な御菓子です。 Today I arranged the bellflower and climbing roses in Shimputai, one of the Ikenobo School styles. Sweet was Kiyomizukage, an elegant sweet bean jelly with rice cake inside, by Minamoto Kiccho-an, Kyoto. 準備は曲げ水指の右前に仕覆に入った和物茶入れ、象牙の茶杓を載せた天目茶碗を天目台の上に載せ、茶入れと置き合わせます。 柄杓、竹の蓋置を仕込んだ建水をひざ横に置いて行の手をついて襖を開けて、お点前が始まります。 台天目で注意すべき点は、天目茶碗を扱う時は右手から持って両手扱い。お台は左手から持ちます。 象牙の茶杓の浄め方は盆点と同様。 お台を浄めるためにお湯と茶筅の入った天目茶碗は、茶筅通しをする前に火窓の前に置いておきます。 お台を浄める時は袱紗は真にたたみ、ほおづきを手前、向こう、次に台を手前、向こうと拭きます。 台を浄めた後、天目茶碗を左手の上に載せて、3回上げの茶筅通しをします。 象牙の茶杓で抹茶をさばいた後は、ちょうど添えた左手薬指先を天目茶碗の内側で軽く打つ感じで茶を払います。 点てたお茶は天目台ごと左向こう右手前と180度回転させ、釻付きの位置に出します。 客は天目台を縁外に置いたまま、古帛紗を取り出して古帛紗の上で茶碗をまわし古帛紗ごとお茶碗をもっていただきます。 拝見を請われたら、茶入れを膝前に置いた後、天目台を水指正面に移動させます。 台天目のお稽古の後、お薄を一服いただきました。お茶碗は奈良絵のお茶碗です。当時の人々や家などが描かれている伝統的な図柄です。家の中に人がいる方が、価値が高い柄なのだそうです。 After daitenmoku, we enjoyed usucha( thin tea) in a bowl […]