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茶碗荘 Chawankazari

今日は小習い十六ヶ条の一つ、茶碗荘(ちゃわんかざり)のお稽古をしました。荘り物の点前は基本的に濃茶点前ですが、その内の茶碗荘と茶筅荘については薄茶点前もありますので、両方をお稽古してみました。 In the second week of February, we practiced Chawan kazari, one of the 16 konarai procedures, first with thick tea and later thin tea. 茶碗荘はお茶碗に由緒のある場合、もしくは目上の方或いは当日のお客様から頂いた場合などにそのお茶碗を披露する点前です。初入りの際に、床に軸を掛け、茶碗を紫縮緬の袋に入れて袱紗の上に置いて飾っておきます。連客はお床拝見の際にこれを見て、今日は茶椀荘のお点前であることを知るわけです。私は袋の持ち合わせがありませんので、正方形の紫縮緬に包んで飾りました。 In Chawan kazari either the host receives a bowl from someone special, such as a guest, or a bowl has some special meaning for the host.In preparation, the host […]

今週の利休百首 Rikyu Poem

今週の利休百首から抜粋の句は  『茶はさびて心はあつくもてなせよ 道具はいつも有合にせよ』 日頃、揃わない道具を色々と工夫しながら見立てて、お稽古をしていますが、お客さまをお迎えするときも心からのおもてなしを差し上げれば、特別な道具を準備しなくても、手持ちの有り合わせの道具で構わないということなのですね。利休様からお墨付きをいただいた気分です。 “Keep the tea rustic and through your heart,Give warm hospitality; always simply put together utensils you already have” Since we lack utensils for each procedure of tea ceremony, we usually substitute a missed utensil with something we have on hand. This poem tells us the most important thing in the tea room is […]

茶箱 雪点前 Chabako Yuki demae

先週は、先々週の長板薄茶炉点前に続いて、長板濃茶炉点前のお稽古をしました。記事は割愛します。今週は、茶箱 雪点前(拝見あり)のお稽古です。この記事を書いている今、雪がさんさんと降っていて、この時期にぴったりの雪点前のお稽古となりました。お軸は千葉清藍さんの書で『一期一会』です。お菓子はクルミ柚餅子と和三盆。この時期、庭には花が咲いていませんので、茶室には不向きかもしれませんが白百合を活けました。 In the last week of January, we practiced chabako Yukidemae (the snow procedure using a box). What a nice coincidence we have snow outside in St. Louis while I’m writing this article! The character on the scroll is ichigoichie (one time, one encounter) written by calligrapher Chiba Seiran. I placed a white lily in […]

長板総荘 炉 薄茶点前 Nagaita sokazari Ro Usucha demae

2021年の第1回目のお稽古は長板 炉 薄茶点前でした。長板は台子(だいす)の地板を元にしてできたお点前です。長板のほかにも様々な棚点前が台子点前を元として考案されました。 The first practice in 2021 was nagaita ro usucha demae, one of the many shelf procedures.  さて、新年初めての掛物は義理の叔父にあたる藤原りょう(木へんに旁)ざん(山)・画の『公鶏』ルースターと三羽のひよこの水墨画です。私の嫁ぎ先の京都の家では毎年、正月にはこのお軸を床の間に掛けていました。今は亡き義母に理由を尋ねると『子孫繁栄を願って』と言っていました。この軸を遺していただいたので、義母を偲びそれに習って正月に掛けました。お花は鉢植えの黄水仙を一本伐って鶴首に挿しました。お菓子は生徒さんと二人で手作りの練り切り。おめでたい『紅白の手毬』です。この頃、見た目も良く出来て『これは売り物になりそう!』と自画自賛です。 To wish the prosperity of her descendants in Kyoto every year, my mother-in-law used to hang a scroll with a painting of a rooster and three chicks in an alcove. I want to continue this tradition and […]

2020年最後のお稽古 和巾点 炉点前 Wakindate Rodemae

COVID-19で明け、COVID-19に暮れる2020年の最後のお稽古です。床の間は雪景色の水墨画の軸、実家から持ってきました。とても古そうです。外の木々はすっかり葉を落とし、庭には一輪の花もありません。そこで、お店で買ってきた花束の中に緑の菊がありましたので、赤い猫柳の枝と合わせて、赤と緑のクリスマスカラーで遊んで挿してみました。お菓子は手製の練り切り。クリスマスツリーのつもりなのですが… The last practice of the year was wakindate. On the alcove, I hung a scroll that depicted a snowy landscape in Chinese ink. To add a Christmas feeling, I arranged red willow branches with green chrysanthemums and made the nerikiri sweets shaped like a Christmas tree. It is one of the many joys in the […]

四ヶ伝盆点炉点前 Shikaden Bondate Rodemae

今週は盆点のお稽古です。丸盆を使用しましたが、その他に四方盆、五角盆、菱形盆があり、それぞれ茶を点てる前の浄め方、拝見に出す前の浄め方が少しずつ異なります。この点前も唐物と同様、文琳茶入れかナス型茶入れを使用しますので、唐物で学んだ仕覆の扱い、茶入れの浄め方が応用できますし、象牙の茶杓を使用しますので台天目で象牙の茶杓の浄め方、扱い方を稽古していますのでこれも応用できます。仕覆を脱がせた唐物茶入れを盆から取りだす時、盆の上に戻す時、は必ず『もみ手』をして手を浄めることも留意点ですね。 We practiced bondate in the third week of December, using a round tray, one of the four different shapes of trays. Each tray has its own way of cleaning before both making tea and viewing tools. Since we used the Chinese tea container, cleansing also follows the karamono procedure. Cleansing the ivory chashaku is the same as the tenmokudai procedure. COVID-19のパンデミックの状況下で、お家元からお濃茶は回し飲みをせず各服点にするようにとのことですので、一人分の濃茶を練っています。当初は一人分の茶の量とお湯の量の配分が難しくなかなか程よい練り具合にならなかったのですが、最近はそれに慣れて来て上手に美味しく点てられるようになりました。何事も繰り返しの修練だなと改めて思いました。 Instead of […]

四ヶ伝台天目炉点前 Shikaden Deitenoku Rodemae

日中も日が差さず、寒さが厳しい日々が続いています。昨日は雪もちらつきました。そんな季節にぴったりの軸、『萬里寒光 生積雪』を掛けました。これは祖詠という中国の詩人が読んだ七言律詩の一部で「寒々とした光景が積雪によって生じている」という意味。薄墨を使って、寒々としたさまを表現していて義母の書の中でも好きなものです。   In the third week of December, we practiced daitenmoku, one of the Shikaden procedures. We have had cold days recently, and yesterday for the first time this winter, we even had snow. In the alcove, I hung the appropriate calligraphy scroll for the current weather. 萬里寒光 生積雪 “Thousands of square miles of deep sparkling snow, […]

唐物炉点前 Karamono Rodemae

11月第2週、第3週はそれぞれ初炭点前、後炭点前をお稽古しました。 第4週目は炉で四ヶ伝、唐物のお稽古でした。床の掛物は『喫茶去』、花は山茶花です。一週間前は固い蕾だったのがこんなに鮮やかに開きはじめました。お菓子はお饅頭・草餅・果物の梨の三種を縁高に盛りました。 We practiced shozumidemae and gozumidemae in ro hearth on the second and third week of November. I hung the scroll of calligraphy which translates “would you like to have tea?”. The flower I chose was a camellia Japonica or sasanqua, which opened beautifully after I picked a week ago as a bud. Since […]

利休百首 Rukyu’s Hundred Poems of Chanoyu

過日、利休百首が印字されている、生徒さんのお稽古用の扇子を見ていて、私達のお稽古に役立ちそうな分かりやすいものをピックアップして理解を深めていったらどうかしらと思い付き、10月より、お稽古の初めに手書きのものを用意して学んでいます。そもそも利休百首って何なのでしょう。調べてみました。「千利休が茶道の精神、点前作法の心得などを初心者にもわかりやすく憶えやすいように、歌にまとめて百首集めたもの」と言われ『利休道歌』とも言われています。ただ、これら百首がすべて利休の作とは限らず、後世にまとめられたものと考えられています。 After finding Rikyu’s poems written on a student’s fan, I decided to share them with students at every practice, hoping to deepen their understanding of the tea ceremony. Since October I have read one of the poems before beginning each lesson. First, I researched about Rikyu Hyakushu (or Rikyu Doka). This collection of poems explains the fundamental […]

炉開き Robiraki

さあ11月です。風炉を片付けて、炉を置きました。『炉開き』です。軸は紫野大徳寺大仙院桃林和尚の『紅葉秋風に舞う』。お花は一輪の黄色の菊を鶴首の花入れに挿しました。お菓子は抹茶をたっぷりと練りこんだ『抹茶大福』を作りました。2日前から小豆を焚いて作ったおぜんざいを皆で頂いた後、半年ぶりの炉点前で濃茶と薄茶をいただきました。COVID-19の感染を防止するため、襖は開けはなってはいますが、炉が客畳に近づいた分、何か茶室全体が暖かくなった感じがしました。 In the first week of November, we opened ro (wintertime hearth) for the first time since April. The translation of the calligraphy on the scroll is “red leaves dance in fall breeze”. I placed yellow chrysanthemum in a long-necked vase and made sweet matcha Daifuku, which my students served.For the ro briraki occasion, I spent […]