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『御薗棚』 のお稽古 Misonodana

いよいよ、9月のレーバーデイホリデー期間中の日本祭でのデモンストレーションの練習が始まりました。今年は野外ステージでのデモになりますので、なるべく簡略化した点前でと、立礼式の『御薗棚』を披露することにしました。御薗棚は終戦後の1957年に裏千家第14世淡々斎宗匠により考案されたもので、優美な意匠が好まれています。事前に、点前に必要な道具はすべて棚に用意します。道具を持ち運ぶたびに立ったり座ったりの所作もなく、椅子に座ってのお点前ですので、大変簡素化されています。基本は通常の薄茶風炉点前に準じていますから、日頃の練習の成果を見せるにも最適なお点前と言えます。 For the upcoming Japanese Festival during the Labor Day holidays, we started practicing the procedure for the demonstration. Since it will be held on an outside stage this year, we will demonstrate the procedure in ryurei style (performed while seating in chairs) using misonodana.  This misonodana was first introduced by Tantansai, the fourteenth Iemoto […]

葉蓋と洗い茶巾 Habuta and Araijakin

さあ、いよいよ暑さの厳しい7月がやってきました。床の間には庭に今は盛りと咲いている槿の花を挿しました。お茶室のお軸には通常、風鎮は掛けないのですが、お茶室のエアコンの風がお軸を揺らしますので、仕方なく掛けて風を鎮めました。 It’s July, the time for summer procedures. In the alcove I placed a Rose of Sharon from my garden. Even though it isn’t a good idea to put weights on the hanging scroll, I did this to keep it from swinging back and forth because of the nearby air-conditioning vent. 今日のお稽古は夏の扱いである葉蓋と洗い茶巾です。 葉蓋は裏千家11世玄々斎の創案です。玄々斎が七夕の趣向に、末廣籠の花入れの受け筒を、蓋を梶の葉にして水指として使用したのが始まりだそうです。昨年、黒塗りの桧の曲げに箔を散らしたこの受け筒を手に入れましたので、この上に我が家の池に毎年どんどん増えて立派になる蓮の葉をおきました。 This week […]

7月の利休百首 Rikyu’s poem for July 2021

今月の利休百首から抜粋した句は、 「右の手をあつかうときは わが心 左の方にあるとしるべし」   お稽古を始めて、まだ間もない生徒さんのお点前をお稽古していると、使っている方の手には意識が行っているのですが、使っていない方の手が宙ぶらりんになっていたり、きちんと手のひらをそろえて膝の上においてなかったりで、全体のお点前の姿がどこか気の抜けた締まらないものになっていることを感じて、『使っていない手を意識して。』と良く注意していました。   この句を百首の中から見つけた時『400年以上も前に、利休様はこの点も指摘してくださっていたのだ!』と感激したのを覚えています。 “When using your right hand, remember to have your mind on your left hand.” When I teach a beginning student, I often notice the free hand is not on the lap or is too relaxed, and this makes the individual’s appearance look a little sloppy. I often remind students to pay […]

長板 総飾 薄茶風炉点前 Nagaita Sokazari

茶事の後のお稽古は、茶事で行ったお点前の復習で『長板二つ置き、続き薄茶』をしました。今週は『長板 総飾 薄茶風炉点前』でした。ただ今、セントルイス在住の陶芸家に総飾りに使う皆具の作成をお願いしています。完成を楽しみにしているところですが、それまでは有り合わせの皆具でお稽古です。 Two weeks ago we had a tea gathering. Last week we reviewed Nagaita Futatsuoki Tsuzuki Usucha, placing two utensils on the long board. This week we practiced Nagaita soukazari Usucha and used kaigu, a set of four utensils:  shakutate, futaoki, mizusashi, and kensui. Since we didn’t have a complete kaigu set, I asked a […]

正午の茶事  Afternoon Tea Gathering

5月末の土曜日、日曜日の2日間、各6人のお客様をお迎えして茶事を行いました。 On the last Saturday and Sunday of May, I invited twelve students (six each day) from my tea ceremony class to our first chaji, a formal tea gathering. 2020年年明け早々から世界に蔓延し出したコロナウイルスの為、しばらくお稽古に来て頂くことも断念せざるをえませんでした。そんな中、一クラス2名に限定し、手洗いとマスクを徹底し、換気に気を付けお稽古を始めたのが2020年7月。約1年を経て、全員の生徒さんが2度目のワクチン接種を終了したことをお祝いする意味も含めて、お茶事を開くことを思いつきました。 After the year-long pandemic, I wanted to get together  to celebrate the completion of everybody’s covid vaccination. Up though May, we have been practicing tea […]

5月最終週のお稽古-続き薄茶風炉点前    Tsuzuki Usucha Furodemae

5月末の週末の茶事でするお点前続き薄茶のお稽古をしました。お軸はちょっと遊び心で『楽あれば苦あり』をかけてみました。 We practiced the procedure tsuzuki usucha (thin tea right after thick tea) for the preparation of the anticipated tea gathering at the end of May. In the alcove, I hung the scroll with the writing “there is no pleasure without pain.” お花は我が家の庭で今満開のサイベリアンアイリス。お茶室にとても合うお花です。お菓子はそのアイリスを模して『あやめ』です。 紫の色を出すのに苦労しました。インターネットで見る見本とは程遠い出来栄えですが、素人にしてはまあまあでしょう? Next to the scroll, I placed the Siberian iris from my garden […]

5月の利休百首 Rikyu Poem

4月から毎月一首ずつ、技術面での教えを説いている句を百首の中から選んで学んでいます。5月は、次の句です。 『湯を汲みて茶碗に入るる其時の 柄杓のねじはひじよりぞする』  これは柄杓の扱い方の教えです。柄杓の柄が、肘から手の平までの下腕部と一体化した時に、お湯の組み方、注ぎ方がコントロール出来ることを説いています。柄杓の合から一筋のお湯が一定の量で静かに茶碗に注がれる時、亭主の技量に感動することがあります。 Since April 2021, we have been reading the poems focused on tea ceremony techniques. The poem this month:  Yu o kumite chawan ni iruru sonotoki no hisyaku no neji ha hiji yori zo suru ” When you have scooped the hot water and are putting it into the chawan, you are to do […]

続き薄 炉点前 Tsuzukiusu Rodemae

さあ、今月5月からはもう風炉の季節です。四月の最終週のお稽は濃茶、薄茶の炉点前がお稽古できる『続き薄』にしました。お軸は『春国樹色』、お花は鉢植のスパティフィラムを一本伐りました。お菓子は桜の練り切り、銘は『セントルイスの桜』。だんだん、和菓子細工の腕が上がってきています。 It is already May, the beginning of the season for summer’s furo (portable brazier). Last week, for the final time using  ro (winter hearth), we practiced tsuzukiusu rodemae doing both thin and thick tea in one procedure. In the alcove I hung a scroll with the character 春国樹色, which literally means “spring, country, tree, […]

貴人清次 Kinin Kiyotsugu

先々週に、貴人点前をお稽古しましたので、貴人さんがお供を連れてきた場合を設定してする『貴人清次』で、貴人(すなわち清)点前の復習とお供(すなわち次)にお茶を点てるお稽古をしました。お軸は『瑞煙呈福寿』(ずいえんふくじゅをていす)です。小さい幸せが積もり積もって幸福な一生となるという意味だそうです。花はチューリップと梨の枝。 Recently, we practices two procedures: kinindate (for a nobleman) and kinin kiyotsugu (for a nobleman and someone who accompanied him). In the alcove I placed a tulip and a pear tree branch and then  hung the scroll with zuienfukuju wo teisu, calligraphy that means “we lead a full life when we have many small […]

茶箱花点前 Chabako Hanademae

今年は思いもかけず早く桜がほころび始め、その後の低気温であっという間に桜の季節が終わってしまいました。慌てて茶箱花点前のお稽古をしました。軸は久しぶりに『一期一会』、花は我が家の庭からレンギョウを切って活けました。お菓子は桜餅。塩漬け桜葉の良い香りがお茶室を満たしてくれました Since this year’s cherry blossoms bloomed a little early and were short-lived because of the unexpected low temperature, we hurriedly practiced hanademae (flower procedure using a tea box)  before the flowers were gone. In the alcove I hung the scroll with the character ichigo ichie (one chance, one encounter) and nearby placed a branch […]