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2020年最後のお稽古 和巾点 炉点前 Wakindate Rodemae

COVID-19で明け、COVID-19に暮れる2020年の最後のお稽古です。床の間は雪景色の水墨画の軸、実家から持ってきました。とても古そうです。外の木々はすっかり葉を落とし、庭には一輪の花もありません。そこで、お店で買ってきた花束の中に緑の菊がありましたので、赤い猫柳の枝と合わせて、赤と緑のクリスマスカラーで遊んで挿してみました。お菓子は手製の練り切り。クリスマスツリーのつもりなのですが… The last practice of the year was wakindate. On the alcove, I hung a scroll that depicted a snowy landscape in Chinese ink. To add a Christmas feeling, I arranged red willow branches with green chrysanthemums and made the nerikiri sweets shaped like a Christmas tree. It is one of the many joys in the […]

四ヶ伝盆点炉点前 Shikaden Bondate Rodemae

今週は盆点のお稽古です。丸盆を使用しましたが、その他に四方盆、五角盆、菱形盆があり、それぞれ茶を点てる前の浄め方、拝見に出す前の浄め方が少しずつ異なります。この点前も唐物と同様、文琳茶入れかナス型茶入れを使用しますので、唐物で学んだ仕覆の扱い、茶入れの浄め方が応用できますし、象牙の茶杓を使用しますので台天目で象牙の茶杓の浄め方、扱い方を稽古していますのでこれも応用できます。仕覆を脱がせた唐物茶入れを盆から取りだす時、盆の上に戻す時、は必ず『もみ手』をして手を浄めることも留意点ですね。 We practiced bondate in the third week of December, using a round tray, one of the four different shapes of trays. Each tray has its own way of cleaning before both making tea and viewing tools. Since we used the Chinese tea container, cleansing also follows the karamono procedure. Cleansing the ivory chashaku is the same as the tenmokudai procedure. COVID-19のパンデミックの状況下で、お家元からお濃茶は回し飲みをせず各服点にするようにとのことですので、一人分の濃茶を練っています。当初は一人分の茶の量とお湯の量の配分が難しくなかなか程よい練り具合にならなかったのですが、最近はそれに慣れて来て上手に美味しく点てられるようになりました。何事も繰り返しの修練だなと改めて思いました。 Instead of […]

四ヶ伝台天目炉点前 Shikaden Deitenoku Rodemae

日中も日が差さず、寒さが厳しい日々が続いています。昨日は雪もちらつきました。そんな季節にぴったりの軸、『萬里寒光 生積雪』を掛けました。これは祖詠という中国の詩人が読んだ七言律詩の一部で「寒々とした光景が積雪によって生じている」という意味。薄墨を使って、寒々としたさまを表現していて義母の書の中でも好きなものです。   In the third week of December, we practiced daitenmoku, one of the Shikaden procedures. We have had cold days recently, and yesterday for the first time this winter, we even had snow. In the alcove, I hung the appropriate calligraphy scroll for the current weather. 萬里寒光 生積雪 “Thousands of square miles of deep sparkling snow, […]

唐物炉点前 Karamono Rodemae

11月第2週、第3週はそれぞれ初炭点前、後炭点前をお稽古しました。 第4週目は炉で四ヶ伝、唐物のお稽古でした。床の掛物は『喫茶去』、花は山茶花です。一週間前は固い蕾だったのがこんなに鮮やかに開きはじめました。お菓子はお饅頭・草餅・果物の梨の三種を縁高に盛りました。 We practiced shozumidemae and gozumidemae in ro hearth on the second and third week of November. I hung the scroll of calligraphy which translates “would you like to have tea?”. The flower I chose was a camellia Japonica or sasanqua, which opened beautifully after I picked a week ago as a bud. Since […]

利休百首 Rukyu’s Hundred Poems of Chanoyu

過日、利休百首が印字されている、生徒さんのお稽古用の扇子を見ていて、私達のお稽古に役立ちそうな分かりやすいものをピックアップして理解を深めていったらどうかしらと思い付き、10月より、お稽古の初めに手書きのものを用意して学んでいます。そもそも利休百首って何なのでしょう。調べてみました。「千利休が茶道の精神、点前作法の心得などを初心者にもわかりやすく憶えやすいように、歌にまとめて百首集めたもの」と言われ『利休道歌』とも言われています。ただ、これら百首がすべて利休の作とは限らず、後世にまとめられたものと考えられています。 After finding Rikyu’s poems written on a student’s fan, I decided to share them with students at every practice, hoping to deepen their understanding of the tea ceremony. Since October I have read one of the poems before beginning each lesson. First, I researched about Rikyu Hyakushu (or Rikyu Doka). This collection of poems explains the fundamental […]

炉開き Robiraki

さあ11月です。風炉を片付けて、炉を置きました。『炉開き』です。軸は紫野大徳寺大仙院桃林和尚の『紅葉秋風に舞う』。お花は一輪の黄色の菊を鶴首の花入れに挿しました。お菓子は抹茶をたっぷりと練りこんだ『抹茶大福』を作りました。2日前から小豆を焚いて作ったおぜんざいを皆で頂いた後、半年ぶりの炉点前で濃茶と薄茶をいただきました。COVID-19の感染を防止するため、襖は開けはなってはいますが、炉が客畳に近づいた分、何か茶室全体が暖かくなった感じがしました。 In the first week of November, we opened ro (wintertime hearth) for the first time since April. The translation of the calligraphy on the scroll is “red leaves dance in fall breeze”. I placed yellow chrysanthemum in a long-necked vase and made sweet matcha Daifuku, which my students served.For the ro briraki occasion, I spent […]

事務所開き Celebrating the Opening of a Tech Startup 

10月の終わりに、社中の一人が、親戚の事務所開きに呼ばれ茶道でお祝いをしました。1週間後、その時の参加者の一人から以下のような体験談と感想を、送っていただきました。お点前を細部にわたって観察し、茶道に対して深い興味と理解を示してくださったことを心から嬉しく思うとともに、今後も精進して行きたいという気持ちを新たにしました。以下に、その文を引用いたします。Below is an essay written by a recent guest to a tea ceremony performed by one of our students. The special ceremony was in celebration of a startup company with Japanese ties. Can serving tea become philosophy? So might be the ancient Japanese art of the tea ceremony, known as sadō /chadō, or “Way of […]

風炉初炭点前 Furo Shozumidemae

10月のお稽古は後2週間を余すところとなりましたので、風炉初炭点前をした後、中置濃茶、薄茶点前のお稽古をして濃茶、薄茶をいただきました。掛物はキノコの画、花は庭のススキとホトトギス。お菓子は韓国製の芋饅頭。 As November approached, we practiced Shozumi demae (charcoal setting procedure), and then enjoyed thin tea and thick tea in the Nakaoki procedure. In the alcove, I hung the painting of shiitake mushrooms and placed pampas grass and a toad lily in the vase. The sweets we served were Korean potato cakes.  炭点前では、炭の名称、組み方、羽箒で風炉を掃く所作(初掃き、中掃き,後掃き)、火箸、釻の扱い方、土器の手前の灰を灰匙で掬いとる所作(月型を切る)などを主に習います。初炭点前で作った月型の中に後炭点前ではふじ灰を入れて白い月がのぼったようにするのも風流です。きちんと計算しつくされた約束事が沢山あるお点前の中で、こんな遊び心を入れているのにホっとさせられます。 Before making […]

茶箱月点前 Chabako Tsukidemae

10月1日は十五夜でしたね。大きなまん丸のお月様がススキの穂を照らしてとてもきれいでした。十五夜に因んで、久しぶりに茶箱の月点前・拝見ありのお稽古しました。掛物は『日日是好日』、花は『秋明菊』です。 The light from the full moon on October 1st, reflecting on the Japanese pampas grass, was beautiful. Celebrating this fall season, we practiced chabako tsukidemae (chabako box, the moon procedure). We hung the calligraphy nichinichi kore kojitu (“Every day is a good day”) and placed  Japanese anemone flowers in the alcove.   月点前は、十一世玄々斎創案の秋の点前です。他の茶箱点前では使用しない、器据え、ウグイス、香合、小さい火箸を使います。お箱の中からすべてのお道具が箱の蓋と器据えの上に出されると、小羽根の雲の下にまあるい香合の月が出て何とも雅な趣になります。 Tsukidemae, […]

流し点 風炉点前 Nagasi Furodemae

しばらく四ヶ伝と茶通箱で、真や行の袱紗の捌き方やそれぞれの茶杓の浄め方等々、覚えることが一杯で気の抜けないお稽古が続きましたので、今日はゆったりとした気分で、流し点 風炉点前でお薄を味わいました。 Since for a while we have been practicing shikaden (a formal thick- tea procedure), today we enjoyed nagashi date(a casual thin-tea procedure) in a more relaxing atmosphere. 炉の流し点は古くから伝わってきていますが、風炉流し点は、明治時代に13代円能斎が再考され今日に至っています。季節を問わず、人数の少ない客の前で和気あいあいと行われるお点前なのだそうです。 Although nagashi-date in ro style has been practiced for a long time,  furo style was introduced relatively recently by Ennosai (the 13th-urasenke head) over a century […]