三友之式

 

宗純先生の京都だより

Sojun Sensei’s Journal from Kyoto

 

しばらくご無沙汰していました。もちろん毎週水曜日に林先生のお稽古を受けていましたが、パソコンが故障し皆様にお稽古の様子をお知らせすることができませんでした。

今日のお稽古は裏千家十三代圓能斎好みの三友之式でした。これはをお花をけ(花寄せ)、おを聞いてから、おをいただく、この三つの所作をこのお点前の中で行います。各人の役割は折据の中から『花』『月』『一』『二』『三』の花月札をひいて決めます。花を引いた亭主は水屋で花の準備、月の正客、次客,三客、末客の順で席入りします。正客から順々に花入れに用意された花を活け、最後に亭主が花を活けて花台をもって下がります。

次に亭主は香盆に用意したお香セットを正客の前に置きます。正客が決められた所作にしたがって、香を焚き、試し聞きをした後順次、次客へと香盆をまわして香を聞いていきます。全員が香を聞いた後、亭主は香盆を取りに行って、床に荘ります。

次に薄茶とお干菓子の用意をします。亭主の『どうぞ、折据をお取り回し下さい』で折据を回し折据えの中から札を引き、亭主、正客、、、を決め、花を引いた亭主はお茶を点て、月を引いた客が茶を飲みます。4服点てたらおしまいになります。お茶をいただくときは8畳の茶室を4畳半としてみなし、座を決めます。

七事式の一つの三友之式。なんと優雅な遊びでしょうか!