美術館訪問 Visiting Museum in Kyoto

2026年2月 前回に引き続き、京都からの滞在日記です。   比較的暖かい日差しの2月某日、淡路島在住の友人と彼女の茶友、私達、4人で古田織部美術館と楽美術館を訪れました。 古田織部美術館は北山通に面した植物園の真ん前にあり、こじんまりとした美術館です。 織部には安土桃山時代、秀吉の居城・伏見城城下内の伏見屋敷とその後堀川三条の京屋敷があり、それらの茶室と露地の資料、織部の焼いた茶入れや香合、屋敷内の竹を削って作った茶杓などが展示されていました。400年余り前の時代のものとは思えないモダンな作品類から、時代を先どった比類のない織部の才能を感じました。 織部美術館を出て、正面にある京都府立植物園(日本最古の公立植物園)に立ち寄りました。 今は盛りと咲く梅の林を通り抜け、温室の蘭などを鑑賞した後、早春の草花展の春を先取りした花々に癒されてきました。 ランチの後は、楽美術館へ。我が家からは歩いて行けるほどの近さなのに一度も訪れたことがありませんでした。今は『ことほぎ』というテーマの展覧会をしていました。おめでたい松や干支の午の絵柄の歴代の作品−茶碗や香合、蓋置など−、本物の作品を目の当たりにして、何か言葉では言い尽くせない豊かな満ち足りた気持ちになりました。   On a pleasantly warm, sunny day in February, four of us—my friend from Awaji Island, her tea friend, and I—visited […]
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初釜に参席 Hatsugama in Osaka

2026年2月 日本滞在中の宗純先生からの京都便りです。 1月吉日、大阪の支部所属、川岸宗愛先生の社中の初釜に参席させていただきました。 大阪四貫島にあります茶懐石料理店の『祥月』での初釜でした。 本格的茶懐石と美味しい吟味された日本酒をいただいた後、待合に移り四畳半でのお茶室に席入りして、花びら餅とお濃茶続いて、お干菓子とお薄をいただきました。 ここ祥月は貴重な数々のお道具を揃えており、目の保養もさせていただきました。 穏やかなお天気にも恵まれ、良い時を過ごすことができました。 On a lovely day in January, I had the pleasure of attending the hatsugama hosted by the group of Soai Kawagishi sensei of […]
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冬の自主練 Winter Practice

  宗純先生が現在日本にいらっしゃるため、1月中旬に数人で集まり、茶道のお稽古をしました。冬ということもあり、山里棚(やまざとだな)を使ってのお点前にしました。 山里棚は、炉の季節に用いられる棚物の一つで、侘び寂びの美意識を感じさせる素朴で自然味あふれる佇まいが特徴です。 今回は無釉の水指がなかったため、母が作ってくれた水指を使いました。青、緑、茶色の落ち着いた色合いで、とても穏やかな雰囲気を醸し出してくれました。 今回は濃茶と薄茶、両方のお稽古をしました。こうして皆で集まり、お稽古できた時間は本当に楽しく、心豊かなひとときでした。 Our wonderful teacher Sojune-sensei is in Japan. So a few of us got together in the middle of January to practice Chado.  Because it is winter we decided […]
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茶名披露のお茶事 Announcement of new tea name Ochaji

2025年10月 10月初め、今年新たに紋許を拝受された三名が、社中の皆さんに茶名を披露するお茶事を催しました。当日はお天気にも恵まれ、十七名の生徒さんがご参加くださいました。 まず居間にて桜茶を召し上がっていただき、続いて三名より、これまでご指導くださった先生や社中の皆さんへ、感謝と御礼のご挨拶を述べました。その後、純心庵のお庭を巡り、蹲で手と口を清めてから席入りとなりました。茶室には全員お入りいただけないため、和室と立礼席の二間に分かれての茶事となりました。 掛け軸はいずれも清藍さんの書で、和室は「一期一会」、立礼の部屋は「千年丹頂鶴」。そして茶杓の銘は、偶然にも両席とも「好日」でした。 昨年のお茶事では、各自が料理を持ち寄り懐石を整えましたが、今回は社中の友人が営む和食店「ゆず」さんに、特別に懐石弁当をご用意いただきました。季節の味覚が詰まった豪華な内容で、蓋を開けた瞬間、思わず歓声が上がる美しさと美味しさでした。お菓子は紅白の練り切り「寿」でした。 お食事の後は、濃茶・薄茶を「続き薄」のお点前でいただきました。今回の茶名披露の茶事は、純心庵ができて以来、初めてのことです。セントルイスに純心庵が誕生してまもなく18周年。ここで初めてお茶を学び始めた方々が、ついに茶名を拝受されるまでに成長されました。 何もなかったこの地に、少しずつ茶の湯の歴史が刻まれていく。その歩みを共に感じられる、心温まる一日となりました。 At the beginning of October, three members who newly received their tea names hosted a tea gathering to share this milestone with our […]
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2025年日本祭 打ち上げパーティー Japanese Festival After Party

    10月26日、日本祭から約2か月後になってしまいましたが、打ち上げパーティを催しました。 会場は生徒さんのご自宅を提供していただき、BBQと持ち寄りのアピタイザーやデザートで豪華な日曜日のランチを総勢14名で楽しみました。 生徒さんの一人が本格的な入れ方で何種類かの中国茶を皆に振舞ってくれました。 昼から雨模様でしたが、和気あいあいとしたパーティとなりました。   On October 26th, about two months after the Japan Festival, we held a wrap-up party.One of the students kindly offered their home as […]
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重ね茶碗 Kasane Jawan

10月の初頭に、この度お茶名をいただいた3名の生徒さんによる『茶名披露の茶事』を予定しています。 一席8名ずつに「重ね茶碗」のお点前でお出ししようということになり、久しぶりにこのお稽古をしました。 永らく奥にしまってあった蓬莱茶碗を引っ張り出してのお稽古です。 お濃茶の回し飲みも、しばらくしていませんでしたので、コロナ以来の本来のお濃茶のいただき方も練習できました。   At the beginning of October, we’re planning a Chaji (formal tea gathering) to celebrate three students who have recently received their tea names.For this occasion, […]
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茶箱月点前 Chabako Tsuki demae

2025年9月第二週   日本祭が終わって一週間はお稽古はお休みして、ゆっくりと疲れをとることが出来ました。 秋のお点前、茶箱の月点前をお稽古しました。 茶箱の中でも器据え、火箸、香合、小羽根、ウグイスなどのお道具が総出のお点前。 箱のふたに、小羽根を置き、その下にまあるい香合を置くとまるで、雲間に満月が出たような景色になります。 ややこしいお点前ですが、風流で、繊細な月点前に感動です。   After the Japan Festival, we took a week off from tea practice, which gave us a chance to rest and recharge.When we […]
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2025年 日本祭 Japanese Festival

  2025年 日本祭   8月30日、31日、9月1日に恒例の日本祭がミズーリ植物園で開催されました。 今年は天候に恵まれ、気温も湿度もいつものこの時期には珍しく低めでさわやかな日々でした。 植物園からの報告によれば、三日間で延べ55000人弱の入場者数で、これは日本祭始まって以来の最高記録だったとのことです。 私達お茶のグループは無事に御園棚を使ってのデモンストレーションを満員のお客様で終えることが出来ました。 スライドやカメラを駆使して毎年少しずつ進化させて、日本文化の奥深さを茶道を通して聴衆に理解していただけたのではないかと思います。     The annual Japanese Festival took place at the Missouri Botanical Garden on August 30, 31, and September 1.We couldn’t have […]
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