Journal

Our thought, our passion.

セントルイスから裏千家みどり会へ Our student going to Kyoto for a year

8月29日に1年間の滞在予定で日本に発った、アマンダからメッセージが届きました! 2011年の5月にLindenwood 大学で開催された東日本大震災のための寄付金を募るミニ日本祭の中で、お点前を披露し100名以上のお客様にお茶を飲んで頂いた時にアマンダもお客さまになっていたのがきっかけで、高校生になった2012年から生徒さんとして私のところでお茶のお稽古を始めました。Columbiaの大学に進学された後も、折に触れてお稽古に通い続けてくれ、茶の湯に対する興味はますます深まっていったと思います。大学を卒業しマスター、Phdの勉強を始める前の1年間のギャップイヤーを利用して、是非裏千家京都本部で本格的に茶道を学びたいということで、全世界の外国人を対象に茶の湯を教育する『みどり会』に応募し、この度、見事審査を通り、みどり会の一員として日本での勉強の日々が始まりました。セントルイスの小さなお稽古場からみどり会の生徒さんが生まれたこと、とても誇りに思うと同時に光栄です。     I received an message from Amanda who left St. Louis to live in Kyoto for one year to study chado. I remember when we first […]

着物ショーに参加 Participating Kimono-show as a Chado Society.

今年の5月に亡くなられた初子 Eilersさんの追悼着物ショーが2日(日)に日本祭で催されました。私達、Chado Society of St.Louis “Junshin-An”もこの着物ショーに『お茶会での着物』ということで、私達のデモンストレーションの為に着付けた着物で、2回のステージに7人でモデルとして参加しました。 この着物ショーは初子さんの主宰で25年以上も催されてきた日本祭で最も人気のあるショーでした。2回のステージとも賑やかに華やかに、そして初子さんに因んだ人達の歌やメッセージもあり、初子さんの娘さんも舞台上に出てこられて、涙ありの感動的なショーになりました。   On September 2nd, Seven members of the Chado Society of St.Luois “Junshin-An” participated as models in the Kimono show during Missouri Botanical […]

茶の湯デモンストレーション Japanese Festival at Missouri Botanical garden

レイバーデーホリデー期間中の9月1日(土)から3日(月)、私達グループにとって一年中で最も大きなイベント、日本祭が今年も成功裏に終わりました。私達のデモンストレーションは1日(土)、2日(日)両日4時半から5時半にShoenberg Theaterで行われました。1日目は19名のメンバーの参加に加え、ボランティアでプロの写真家アンナさんが写真を撮ってくださいました。2日目は17名の参加、日本人会の今井眞一郎会長が来られ、ビデオ撮影に協力してくださいました。皆さん一人一人のお力のお蔭で素晴らしいステージを作ることができました。今年は庭を掃き清めるなどお点前の前のお客様を迎える亭主側の準備、手水鉢で手と口を清め茶室に入る客側の準備を具体的にステージで演じてみました。 2日とも昨年同様ほぼ満席で、茶の湯に対するセントルイジアンの関心の深さを改めて感じました。   We had great success with our tea ceremony performance at the Missouri Botanical Garden Japanese Festival Labor Day weekend. We performed twice at Shoenberg theater on […]

日本大好き4人家族を招いてのお茶会 Chakai with a family  

私達のウエブサイトを見て、是非お茶を体験したいというご家族が『純心庵』を訪れました。 お父様、お母様、ティーンエイジャーの娘さんと息子さん。息子さんはこれから日本語を本格的に勉強する予定だそうです。 毎朝、可愛い花を咲かせてくれている朝顔を花入れに、短冊は禅語の『喫茶去』(きっさこ)です。「まあ、どうぞお茶を召し上がって行ってくださいという意味です。お菓子はそばボーロと川千鳥のゼリー。薄茶風炉点前でおもてなししました。   Last week, we had four guests who love Japan, and wanted to experience a tea ceremony. They found us through our website! They are mother, father, […]

風炉後炭手前 Furo-Gozumi Demae

先週末から今週にかけては風炉後炭手前のお稽古です。これは一連の茶会の中で、濃茶点前の後、薄茶点前の前に燃えつきかけて流れた炭を整え、新たに炭を足すお手前です。 朝きれいに咲いた朝顔を水切りして、竹かごの花入れにさしていたら、利休が庭に咲いたたくさんの見事な朝顔を全部切ってしまい、たった一輪の朝顔を床に掛けた逸話を思い出しました。 後炭手前の特徴は、(1)初炭手前で切った月型の中に白いふじ灰を埋め込む所作—これは白い月がぽっと浮かんだ感じでとても風流ですー と(2)お客様が炭が組まれた後、風炉中を拝見する(3)釜を風炉に掛ける前に、湿らせた茶巾で釜肌を拭く所作があります。 熱い釜肌を茶巾で拭いた跡が、す〜っと消えていく様は何とも風雅なのです。 炭手前は、一時現実の世界から離れて、快く利休の時代を浮遊しているような気分にさせてくれます。   We have been practicing furo-gozumi demae these past few weeks. This is the second procedure to add charcoal to the fire, performed after the […]

風炉初炭手前 Furo-shozumi demae  

先週は、お稽古はお休みでしたので、先々週のお稽古、風炉初炭手前の様子からお伝えしようと思います。 お菓子は時季外れなのですが、お手製の桜餅。床の間には丸窓風の短冊掛に涼しそうに泳ぐ鯉の画を掛けました。 風炉の初炭はお食事が終わった後、濃茶点前の前に、風炉中の炭を足してお湯が良くわくようにするためのお手前です。 風炉に灰を仕込んでいませんので、真似事ですが、順番と炭の組み方、灰匙で『月型を切る』所作、香合の拝見等をお稽古しました。 日本にいても、日頃、炭を見る機会が無くなってきました。特別な雰囲気を感じることができました。 Second week of August we enjoyed a sakura-mochi sweet made by Sensei. The picture of the scroll was a carp. Furo-shozumi demae is the procedure […]

茶入荘(ちゃいれかざり)風炉点前 Chaire kazari furo demae

先週のお稽古は小習事16か条の一つ『茶入荘(ちゃいれかざり)風炉点前』でした。茶碗荘、茶筅荘には薄茶と濃茶点前がありますが、茶入荘と茶杓荘は濃茶のみのお点前です。 このお点前をするときは、茶入に何か由緒がある、またはお客様に伝えたい茶入れにまつわる話がある場合などです。 初入りの迎付けの際、床の間に紫の袱紗の上に仕覆に入れた茶入れを荘っておきます。 また、後座の前に、風炉と置き合わせた水指の蓋の右肩に茶杓を載せ、蓋の摘みに茶巾、その上に茶筅をのせます。 水指の前には袱紗の上に載せた仕覆入りの茶入を荘って準備をします。 この荘付けがなんと風流なことでしょう! これらを見て、連客は今日は茶入荘ということが分かるのです。茶入の由緒は拝見の問答の際に、お正客の方からたずねます。 Last week, we practiced “Chaire Kazari Furo-demae” which is one of the Konaraigoto 16 items. We can do thick-tea and thin-tea procedure for […]

月例茶の湯イベント Monthly Chanoyu Event

JAS依頼の茶の湯イベントが7月22日に純心庵で催されました。 今月は千歳盆点前でおもてなししました。掛け物の金魚にあわせてお菓子も涼しそうな金魚のゼリーにしました。中国人の素敵なご夫婦のお客様に日曜日の午後をお茶でゆっくりと過ごして頂きました。  Monthly Chanoyu event requested by Japan America Society took place on last Sunday at “Jun-Shin-An”.After giving a brief introduction to the Japanese Tea Ceremony, we demonstrated chitose-bon demae […]

千歳盆点前  Chitose-bon demae

先週のお稽古は先輩たちは引き続き茶箱卯の花点前、新人さんたちは千歳盆点前をお稽古しました。 掛物は金魚が涼しそうに泳いでいる画。お菓子は手作りの『茶通』。 千歳盆点前は、裏千家14代淡々斎宗匠の還暦をお祝いして、嘉代子夫人が考案されたものです。これは裏千家独自の盆略点前が基本型ですので、気軽に、あるいは本格的なお茶席でも用いることができます。 千歳盆の中に茶巾と茶筅、茶杓を仕組んだ茶碗、お抹茶を入れた棗と少し小ぶりな古帛紗を左側に二つに折って入れ、それと建水、鉄瓶があればお茶が点てられます。鉄瓶がなければ電気ポットで代用できますので、どこでもいつでも簡単にお茶を点てて召し上がっていただけます。 Third week of July, we practiced chabako unohana demmae.  Newly joined students practiced chitose-bon demae.The picture on the scroll was a goldfish, and this day’s sweet […]

日本からのお客様 A guest from Japan

アメリカ在住の妹さんを訪ねてこられた日本からのお姉さま。お二人の姉妹を我が家のお茶室『純心庵』にお招きしました。 アメリカで、日本の文化”茶の湯”を経験できたと喜んで頂けました。 盛夏の点前、葉蓋と洗い茶巾のお点前で、お薄を差し上げました。 主菓子は手作りの抹茶餡大福、掛物は涼しさを誘う金魚、お花は、我が家の庭にやっと咲き出した薄いピンクのむくげの花です。 We had two sisters join our Junshi-an today. An older sister who lives in Japan is visiting her younger sister. The visiting sister was delighted to experience […]